輝く太陽カゲスター #MEIKO新生祭2022【カバー】

遅ればせながら…

MEIKO V3 8周年おめでとうございます!!

 

「勝手に一人で『ボカロアニソンカバー祭り』」をかぶせました。

テレビ映画「ザ・カゲスター」オープニングテーマ(1976年)

 

合成ソフトにVOCALOID5を使ってみました。

 

dias さんのすばらしいイラストを使わせていただきました。
 pixiv: https://www.pixiv.net/users/1837557
 blog: http://blog.livedoor.jp/dias_tajima/

ウェブサイト「音筏」の効果音素材(ビブラスラップ)を使わせていただきました。
 https://rotmcits.com/

 

ありがとうございます。

 

ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。

 


はじめに

テレビ映画「ザ・カゲスター」オープニングテーマ(1976年) です。

図らずも、「激走! ルーベンカイザー」の1年半前に同じチャンネル・曜日・時間帯で放映されていた番組です。

渡辺岳夫さんの曲を初めてコピーしてみました。

イラスト

pixivでリアルタッチの「カゲスター」のイラストを見つけました。

diasさんの作品です。

すばらしいです。
背景の白さが「強い光は濃い影を生む」感じを出していて、趣深いです。
プロとしてイラストを描かれていることを思うと、 タダで使うとは恐れ多いことですが、 快諾していただきありがとうございます。
他のイラストもストライクゾーンで素敵です。

www.pixiv.net

作詩: 八手 三郎
作曲: 渡辺 岳夫
(原)編曲: 松山 祐士
(原)歌: 水木 一郎

編曲・楽器

毎度のことながら、がんばって完コピをめざしました。

ホーンセクション

基本的には、 トランペットもトロンボーンも Session Horns Pro で統一しました。
間奏の部分で Chris Hein Orchestra を入れています。

ストリングス

Session Strings Pro です。

ドラムス

Abbey Road 80s Drummer Chrome Kit です。

原曲に従い、刻みはハイハットではなくライドカップです。

エレクトリック・ピアノ

PREMIER SOUND FACTORYMK-1 Collection を今回初めて使用しました。
昔使っていたフリーのVSTが32bitなので使えなくなり、その代わりを思い切って買っちゃいました。

ベース

いつもの Scarbee Richenbacker Bass です。
On The Road のセッティングを使っています。

ギターその1

Scarbee Funk Guitarist に Guitar Rig 5 のワウをかけています。

ギターその2&3

AmpleSound Guitar LesPaulです。
中央と左の2ヶ所に配置しています。

どちらもユニゾンチョーキングでネチネチしながら、 追っかけっこをしたりハモったりして弾きます。

ティンパニ

Kontakt Factory Library です。

この曲では割と肝のパートです。
Transient Master でアタックを強調しています。

シロフォン

Kontakt Factory Library です。

大サビの最後の方にちょろっと出てきます。

イントロ等の効果音 その1

Halion Sonic SE3 の Next Stop Brooklin というオルガン音にトレモロをかけています。

この音にたどり着くまで3日かかりましたwww。

元の音の波形を見ると、 倍音ではない奇妙な共鳴音を出していましたが、 早々に諦めました。 なのにここまで手間取るとは…(^^;)。

イントロ等の効果音 その2&3

Retrologue を使ってフルスクラッチで音を作りました。
と言ってもSawtoothにレゾナンスフィルターをかけただけです。
レゾナンスキンキンのいやらしい音と低音を分けています。

ビブラスラップ

冒頭で言ったように、 ウェブサイト「音筏」の効果音素材です。

実はいくつかのサイトを回ったのですが、 「音筏」さんのクオリティが高かったのでこちらを使わせていただきました。

ボーカル

言うまでもなくV3 MEIKOさまです。
アニソンではおなじみのPowerです。

歌唱ディレクション

とうとう VOCALOID5 を導入しました。
NTを待っていたのですが、 なかなか来ないのでしびれが切れてしまいました。
それと、 めてぃさんの作品でスイッチが入ってしまいました。
ボーカルフライ、掠れ声など欲しかった機能がそこにありました。 V3 DB でもできるんですね。

使った感想など。

  • ピッチや波形が確認できるのは非常にありがたいです。 再計算も特に苦にはなりません。
  • ボーカルフライ(アタックエフェクト)、掠れ声(breathyness, Airyパラメーター) がしっかり使えます(今回は使っていませんが)。グロウルは、アタック&リリースエフェクトなら使えます。音素のパラメーターの方は使えません(V3DBなので致し方ありませんね)。
  • ブレスを自動で入れてくれるので楽です。
  • アタックエフェクト、リリースエフェクトは、自分のやりたい効果を覚えれば便利です。 ただ、自分の欲しい効果を見つけるのは時間がかかりそうです。自分のメモ代わりに参考動画をここに貼っておきます。
  • Style は種類が多くて、合うのを探すのが大変です。とりあえず、素の状態からカスタマイズでちょっとずつパラメーターをいじっている状況です。自分のメモ代わりに参考動画をここに貼っておきます。
  • 「常に前面に表示」状態が解除できなくて困っています。歌詞とオケの画面の行き来がしにくいです。

今回の曲では…

  • Style は、Singing Skill が Powerful で skill=8, amount=3、Voice Color が character=-18 にして、 あとはデフォルトです。エフェクターは使っていません。
  • アタックエフェクトは Accent3、Up3、Growl3、リリースエフェクトは Vib Fast をよく使っています。

結果として、今までの歌唱ディレクションとはかなり変わったと思っています。
具体的には、しゃくりを全部アタックエフェクトにしたのと、ビブラートをそこそこ強めにかけたところです。
まあ、今までそれほど技巧を凝らしていたわけではないので、変わることは全然問題だとは思っていません。 うまく使いこなして個性が出るようになればいいな、と思っています。

エフェクト・ミキシング

いつもの Neutron3 で Mix Assistant を使っています。
今回は一発OKでした。 派手なオケに適した設定です。

原曲に準じて、ところどころダブリングを入れています。 ステレオディレイです。

マスタリング

使ったソフトはいつもの Ozone8 ですが、 設定は Streaming にしました。
ラウドネス規制の対策はこちらの方がしやすいような気がします。

動画

はい、いつもの動かない動画です。
静止画をご堪能下さい。

『新生祭』なのにMEIKOさまが映っていないとは。
いいんです。ちゃんとボーカロイドの声が入ってますから。(開き直り)

唯一の動的な部分は、ホワイトアウト
ただ白を被せるのではなく「発光」エフェクトも使っています。




というわけで、ご意見ご感想をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

雑談など

ここからは独断と偏見が極めて濃くなります。

作曲者

今までアニソンをカバー(コピー)してきましたが、渡辺岳夫さんの曲はこれが初めてです。
巨人の星」「機動戦士ガンダム」などの超有名曲を差し置いて選んだのがこれですwww。
あと、「魔女っ子チックル」「ハロー!サンディベル」も割と好きです。 どちらも当時のアイドル曲っぽくて、なかなかに面白いです。

詳細は「渡辺岳夫HOMEPAGE」をご覧いただくのがよいかと存じます。

元祖天才バカボン」はレコードを持っていました。 カップリングが「一休さん」で、一つの面にオープニング、エンディングが入っているという謎レコードです。 間奏にセリフが入っていて、正直、気に入りませんでした。

元の編曲

イントロの効果音は、 「カゲスターが誕生したきっかけは、姿影夫が高電圧線で感電したこと」 を、 また、ボーカルにところどころダブリングがかかるのは、 「姿影夫とカゲスターという2つの人格(?)が存在すること」 をモチーフにしいるのではないかと想像します。
そう考えると、編曲者は作品の設定を尊重して編曲しているように思えます。

私もかくありたいものです。

番組

元祖天才バカボン」の裏番組だったはずですが、なぜか見た記憶があります。
なぜか、カゲスターが姿影夫に「ああ、僕が実体化しているときは元気がなくて当然だったな(大意)」 と声をかけているシーンだけ印象に残っています。
インパクトのあるマスクは、元々アニメとして企画されたときのデザインの名残だとか、 東映映像本部のペンネーム「原作・八手三郎」はこの作品が初出というのはwikipediaで知りました。

VOCALOID5

個人的には、イイものだと思っています。

テンプレートを当て込んでいくやり方は、一見、型にハメられた感じがします。
しかし、元々大したテクニックを使っていなかったので、それだけでバリエーションが増えてマンネリは打破できそうです。
欲を言えば、自分で調整したテンプレートを保存できると、もっと楽ができそうです。

一方、新しいパラメーターと Style はまだ使いこなせていません。
特に Singing Skill は挙動が読めません。いろんな場面で実際に打ち込んで適用したものを聞くしかなさそうです。

あとは、いろはさんやRanaたんはどんな感じにしていこうか、使いながら考えたいと思います。



ということですが、今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m。