流星人間ゾーン 余録

(前記事からの続きです。)

作曲・編曲の三沢郷さんは1970年代の作品がよく知られています。アニソン、ドラマソングでは、「デビルマンのうた」、「ミクロイドS」(サビのコードがかっこイイ)、「サインはV」などが有名です。
1976年に渡米して以降は、ずっとアメリカ(ハワイ)で活動していたそうです。

作詞の石狩あきらさんという人は、「流星人間ゾーン」関係以外では全く名前が出てきません。
勝手な想像ですが、ドラマ制作チームのペンネームかも知れません。(東映の「八手三郎」みたいに)

コードワーク

イントロのタメているところ Idim の直後、Vと♭II、ドミナントと裏ドミナントを同時に鳴らしたようなコードが素敵です。
個人的には♭II7#11 と解釈しているんですがいかがでしょうか。つなげると、Im → Idim → ♭II7#11 → Imという感じです。

それと、2番と3番の間の間奏、フレーズとコードが優雅で素晴らしいです。
前半はたぶんビオラの左右ユニゾン、後半は左のバイオリンと右のビオラの掛け合い。そしてベースのじわじわ下降からイントロへつないでいく。

…すっばらしいです(語彙)。

楽器、編曲

とにかくオーケストラのゴージャスさがイイです。

それを再現するのはそれなりに大変でした。

番組

全然見たことありません。曲はコンピアルバムで初めて聞きました。

たぶん、裏番組の「ゼロテスター」(フジテレビ)を見ていたものと思われます。
(Wikipediaを参考に推測)

そこはかとなく「ウルトラマンエース」に似ているなあ、と思ったら、外注先が一緒らしいです。それだけでなくSEも流用があるとか。円谷プロの社長が元々東宝の人なので、つながりはあったんでしょうね。

今回はゾーンエンジェルイラストにしていただきましたが、それらのキャラクターデザインは、「レインボーマン」、「ダイヤモンド・アイ」を手がけた岡迫 亘弘氏だそうです。

東宝ということで、ゴジラを準レギュラーにしてひとつのウリにしていたようです。
個人的には特に興味は惹かれませんが。

ごぶさたしておりました

「好敵手」から8ヶ月近く経ってしまいました。
予告どおり、資格試験に注力していたのですが、新型コロナ対策の関係で、試験の7月実施の予定が9月に変更になりました。
勉強する時間が増えてラッキー、とは思えず、むしろ、処刑執行が先になって不安が増幅した感じです。延期だけ先に発表されて、変更後の日程がなかなか発表されなかったことも拍車をかけました。

そして、4月からコロナ感染対策として在宅勤務。
仕事自体に問題はないものの、自律の難しさを感じていました。
通勤時間が不要になったら、生活リズムが緩んでしまいました。

そんなこんなで、試験直前の9月に入って睡眠障害に陥ってしまいました。

試験は何とか乗り切った、と結果が出るまでは言い切れませんが、とりあえず書き切ることはできました。が、集中力の欠如が甚だしく、制作どころか仕事にも影響が及んでいます。

思えば1年以上前から、「曲作りのやる気が出ない」と言っておりましたが、それは実は、これまでに蓄積された睡眠不足のせいだったのかも知れません。
通勤時間が長く、朝5時台に起きて会社に行き、帰ってからもダラダラと1時ごろまで起きていました。その睡眠不足の「負債」がまさに今、「破綻」に至ったのではないかと思っています。

というわけで、9月に試験が終わってからも制作にはなかなか入れず、結局この「ボカロアニソンカバー祭り2021」に至ってようやく手を付けた次第でございます。

睡眠薬で眠れるのは良いのですが、昼間も眠気が続いて、正直頭が回っておりません。まだ復調には程遠い状態ですが、今までの生活を取り戻すために、今まで通りの行動をした方がよいのではないかとも思います。
やっぱり制作は面白いのですが、またやりすぎて睡眠時間を削りそうな気配があります。そこはあまりがんばりすぎず、ほどほどにやっていこうと思います。

次回の展望

オリジナル曲ができるといいなあ。



ということですが、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。