The Stories You're Writing
「ボカコレTOP100ランキング | ボカコレ公式 2022秋」参加作品です。
珍しくやる気が出たのでwww。
セイカさん向けの初の書き下ろし曲(歌詞も含めて)です。
即ち、Synthesizer Vで一から作ったのも初、ということになります。
加藤拓弐さん(@isiyumi)の漫画にインスパイアされました。
「勝手にキャラソング」第4弾です。
https://twitter.com/i/events/1444917300109275136
ツイート漫画だったのですが、書籍化されます。
10/25、もうすぐ発刊です。
凄腕ながら充実感を持てなかった傭兵が、たまたま落ちていたマンガを拾って読んだら感動してしまい、勢い余って作者のところまで行って、押しかけアシスタントになった、というお話です。
https://twitter.com/isiyumi/status/1355480555635105797
モチーフ
行かねばならない理由がある(1/2) pic.twitter.com/6PND6nbgpA
— 加藤拓弐@『メカニカル バディ ユニバース』書籍化決定!10/25発売 (@isiyumi) 2021年1月30日
オムニバス形式の中の1エピソードです。本筋には(今のところ)絡まないキャラですが、なぜか捨て置けないのです。マンガで人生が変わった、というところが妙に刺さります。
アレンジ
曲想
感情に目覚めた女の子、ということでラブ・バラードです。
コードワーク
また1-6-2-5の王道進行です。手癖になってしまったかも知れません。ただ、メロディーをどうしても変えたくなかったのです。サビではベース音が半音下がりの連続です。これも手癖っぽいですね。
オケ
"My Wish"から間を空けずにバラードですが、今回はエレクトロニクス多め、リズム強めにしております。
エレピ
PREMIER SOUND FACTORY の "MK-1 Stage Premier" です。
今回は白玉コードだけではなく、裏メロも弾いています。
ドラム
Native Instruments の "Abbey Road Modern Drummer" から White Kit Full です。
リバーブ強めで、空気感を出しているつもりです。
シンセベース
Native Instruments の Monark から "Cloud No7" です。
フレーズは大人しめです。エレピが荒ぶっているので。
シンセベル
Native Instruments の Massive から "BELL OR PAD" です。
割と可愛らしい、キラキラした音を選びました。アルペジオやリフでサビに充てています。
シンセパッド
Native Instruments の RETRO MACHINES MK2 から "Matrix Pad4" です。
一応、爽やかさを狙った音です。Aメロやサビにリフときどきアルペジオで充てています。
リズムボックス
ELECTRONIK SOUNDLAB の KVR808、フリーのVSTです。音は良いし、パラアウトもあってフリーとは思えない充実ぶりです。
あえてリズムをかっちりすることで、芯の強さを出しているつもりです。
ギター
Ample Guitar LP です。エフェクターは内蔵のものです。
大サビ前のソロフレーズだけです。ミュートでオブリガートも考えましたが、エレピとカブるので止めました。
ボーカル
メイン
Synthesizer V の習作ということで、いろいろな表現に挑戦しました。そういうところがよくわかるように、オケが控えめのバラードにした、という面もあります。
ブレスとテンションで強弱を付けてみたのですが、かなり効きが良くて、使えると感じました。ブレスを下げるとかなりパリッとした声になり、今後の使用頻度が増えそうです。
節回しのAIピッチ調整がなくなって、表情付けとともにAIピッチリテイクに統合されたのは、正直残念でした。それでもリテイクでそこそこ納得のいく調声はできたと思っています。声色のリテイクも面白いです。ただどちらも、決め切れないとドツボにハマりそうです。
コーラス
今までになく多めに入れております。いつもは入れどころに迷って結局なし、というパターンが多かったのですが、今回は挑戦として初めてフィーチャーしてみました。
音量の強弱を付けるのに、VOCALOID5エディタは非常に使いにくいです。そこで、VOCALOID4に一旦変換、MIDIトラックにしてDYNのラインを描く、という手法を取りました。そのままV4でも良かったのですが、一応、singing styleを使ってみたかったのでV5に再変換しました。結果的には不要でしたが。
ミキシング&マスタリング
リバーブ
RC24 の Cinemascope です。「熱で浮かれた感じ」を出したくて、大ホールのリバーブにしました。
ミキシング
いつもの Neutron3 の Mix Assistant です。ボーカルとギターソロ以外は割とすんなり決まりました。
マスタリング
いつもの Ozone8 です。マキシマイザーは控え目です。
動画
今回は、ふにちかさんの立ち絵を使わせていただきました。曲の雰囲気に合っていると思っています。メガネは、モチーフになった女の子に合わせた結果です。
リップシンクは、前回使わせていただいたツールがうまく機能しませんでした。そこで、Synthesizer Vから生成さたUSTを元に、それをLABに変換するプログラムをPythonで自作しましたwww。まあ、テンポと歌詞のタイミングを使ってテキストを書き換えるだけの、至って単純なプログラムです。
背景は今回も「廃墟の街」を使わせていただきました。
「MBU 勝手にイメージソングシリーズ」として統一しました。
歌詞とメロディ
いろいろ微妙なところはありますが、割と普遍的な言葉でまとめらた、と思っています。私がイメージしていた「イメージソング」です(えらくメタメタな言い回しwww)。
ストレートな詞に釣られてあまりヒネリのないメロディですが、その一体感を重視しました。
#ボカコレ2022秋
今回は参戦することにしました。
出す曲があらかじめできていた、というのが大きな理由ですが(^^;)。
他にも理由がありまして。
お祭りに作品を出していないと、曲を作っていないことに後ろめたさを感じるとともに、「作らなきゃ」という強迫観念に囚われてしまい、他の方の作品を落ち着いて聴けなくなってしまうのです。
正直なところ、「聴いて、聞かれる」という関係も期待してはいますが、それを抜きにしても、(自分自身の問題とはいえ)
今後の予定
MEIKOさま向けのオリジナル曲を制作中です。11/5のV1生誕祭に間に合うといいなあ。
その次は、もういっちょセイカさん向けオリジナル曲を予定しています。年内にリリースできるといいなあ(そればっか)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。