がんばれ! 宇宙の戦士【カバー】 #猫村いろは誕生祭2018 エピローグ

(前記事からの続きです。)

曲だけを聞いて思い浮かぶタイトルは「ゴッドシグマ」なのですが、そういう直接的なタイトルは無粋、と受け止められるのを回避したのだと思われます。
ただ、「がんばれ! 宇宙の戦士」というタイトルが没個性的で、何の歌なのかわからないということになっています。
まあ、そのときの時代の流れ、と言う他ないでしょう。
その反動か、次作の主題歌は「斗え! ゴライオン」とストレートなタイトルになっています。
ちなみに作詩、作曲はゴッドシグマと同じです。

作詩の八手 三郎さんとは、個人ではなく東映テレビ部を表すペンネームだそうです。読み方は、「やつで さぶろう」だったり、「はって さぶろう」だったりと安定していませんwww。『やってみろ』をもじったとも言われています。
いろんなところでアニメ・特撮映画の原作者としても出てきます。「ゴッドシグマ」の原作者も八手 三郎です。

作曲の小林 亜星さんは、アニメ、CM、ドラマの曲を数多く出していて、それだけでもスゴいのですが、ご自身も俳優、タレントとしてドラマや CM に出ているという、マルチな活動をされています。さすがに年齢のせいか最近はテレビでは見ませんが、作曲家の大家であることはまちがいありません。

編曲の武市 昌久さんは、「いち ひさし」「市 久」名義も使いながら、数多くのアニソン、劇伴を手がけています。特に、山本正之さんとペアで「タイムボカン」シリーズの編曲や劇伴を担当していました。

アニメ

作品自体は、弟が見ている横で目に入った程度で、実はそんなに見ていないんですよね(^^;)。
ググってみると、エルダー軍は未来で地球に滅ぼされかけていたとか、ゴッドシグマを作った博士が終盤で裏切るとか、なかなかすごい展開ですね。

キャラクター原案は新谷かおるさんですが、それが一番表れているのはジュリィ野口だと思っています。メガネのデザインが印象に残っています。

エンディングは、「レッド・ブルー・イエロー」で、歌詞の中に、「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」という、太陽系の惑星の並び順が出てきますが、作品の舞台である2050年に合わせているそうです。一方、アニメの放送がある直前の1979年には冥王星海王星より内側を通ることになり、話をややこしこくしていました。
さらに最近、冥王星準惑星に格下げになり、ますます時代感が濃くなっています。




というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。