打ち上げHAPPY☆↑

初のRanaたん向けオリジナル曲です。
そして、サンバは初挑戦です。
souffleさん(https://piapro.jp/utagawasouffle)の詞に出会えたおかげです。

季節外れもいいところですが、とりあえずパーッとやりたかったもので。

イラストは胡麻菌さん(@kinokotoyama)です。
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こんにちは、1回飛んでお久しぶりです。胡麻です 今回は花火!サンバ!Ranaたん!ということではっちゃけてみました 胸のスパンコールのお陰で新天地が開けた気がします!毎度つうくさんには感謝です
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ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。


アレンジ

今までずっとサンバをやってみたいと思っていたのですが、これといった VST が見つけられず、手を出せていませんでした。
ですが、ようやく見つけました。(詳細は後述。)

それで、サンバをやると決めて、アレンジの参考にするためにYouTube でいろいろなサンバの曲を聴いてみたのですが、印象に残ったのは、共通してリズムが前ノメりだったことです。

それを打ち込みに反映しようとしたとき、「クォンタイズはどうしようか」と悩みました。
いろいろ調べた結果、cubase ではクォンタイズのカスタマイズ(グルーブクォンタイズプリセットの作成)ができるということがわかり、何とかうまく行きました。

…と、さらっと書きましたけど、実はその前は手動でズラそうとしていました。
パーカッションに手を付けたものの、さすがに挫折して、手元の参考書「cubase 8.5 serie 徹底操作ガイド(藤本健氏著)」を見たら、あっさり載っていました(早よ気づかんかいッ(^^;))。

歌詞

そういうことで、サンバに合う歌詞を探していたところ、souffle さんの作品に出会いました。
ご紹介にあずかりましたsouffleです。
花火を打ち上げたりお酒で打ち上げたり、そんな賑やかさを込めました。
詞先とは思えないほどキャッチ―で素敵な楽曲です♪

コード進行

サンバと言う割には、あまり素直ではないフュージョンっぽい感じです。
祭りで騒ぐのは、その裏に日頃の鬱憤とかあるわけでして、そんなところがにじみ出ている、という感じを出してみました。というか、出てしまいました。

実際のところは、歌詞をいただいた後にコード進行を作りました。

くすぶっているような 毎日を続けるなんて体に悪いよね ストレスを 発散しなくちゃ
という部分が、私の中で増幅されたようです。

イラスト

胡麻菌に、サンバと花火の、思いっきり祭りなイラストを描いていただきました。
イイ感じです。
初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。胡麻です
今回はサンバRanaを描かせてもらいました
サンバなんて映画で観るくらいしか私に関与していなかったので、つうくさんから「サンバやります」といった内容の話を聞いた時、ある意味革命が起きていました。まさか自分がサンバの衣装を描くなんて…
結構調べたつもりですが、初めてだったので色々足りない点はありますね…引き続き精進します
つうくさん。また作品を出させてくれてありがとうございます。それと10月に出すと仰っていたのに11月終わりにイラスト出して申し訳ないです。この場を借りて謝罪と感謝します
まあ、曲自体が10月末にできていなかったので、謝罪なんて全くいらないのですが…。

楽器

サンバ・パーカッション

私にサンバをやる気にさせたのは、Percussao Do Brasilです。
値段が手頃で、楽器の数が豊富、というか、必要と思われる楽器がいちどに揃うところに惹かれました。

しかし、いざ使ってみると、これがなかなかクセのある VST で…(^^;)。

まず、楽器のノートアサインが動的ということです。
楽器の種類が多すぎて、全部の楽器を一つの鍵盤に割り当てることができません。
そこで、必要な楽器を選んで、選んだ順番で鍵盤に楽器をアサインするという方式になっています。
それの何が不便かと言うと、必要がなくなって、あるいはまちがって楽器のアサインを外すと、他の楽器のアサインがズレてしまうんですね。そうすると、最悪、イチからアサインをし直しするハメになります。さらに、パンとかボリュームとかすべてリセットされるので、それも含めてです。

次に、マルチアウトではないことです。
これはある程度覚悟していましたが、いざ直面してみると、各楽器のバランスを調整するのがかなり面倒です。
うまく説明できないのですが、先ほどの動的アサインの関係で、トラックを再生しながらミキシングのパラメーターを動かすことができないのです。

そして一番困るのは、CPU 負荷が高いことです。
普通の Kontakt5 (パラアウトがいっぱいあるやつ) だと、頻繁に CPU 負荷がレッドゾーンに行きます。
もう、このVSTだけフリーズするしかない、と考えて、試しに 8 アウトを別途立ち上げてそちらに移すと、なぜか CPU 負荷が減って、ふつうに再生できるようになりました。
とはいえ、レッドゾーンまで行かないというだけで、負荷が高いことには変わりありません。

まあ、そんなこんなで悪戦苦闘しながらも、何とか形になりました。

フレーズはいろんなウェブページを参考にしながら作りました。
フィルインまで考える余裕はなかったです。次回の課題といたします。

ドラム

AbbeyRoad 80s Chrome Kit です。

キックはスルドの裏フレーズ的な感じで打っています。

ベース

Scarbee Rickenbacker の Tweedman を使っています。
パーカッションが多くて埋もれそうなので、ちょっと倍音の多い音色にしました。

割と動いているフレーズにしたのですが、ちょっと調子に乗りすぎた気がします。

エレクトリック・ピアノ

Scarbee Mark I で Funky Rio という音色です。
サンバということで、Rio の名前を選んでみたら、割とイイ感じでした。

フレーズは白玉主体でおとなしい感じです。

ホーン・セクション

Komplete10U の Session Horns Pro、いつものやつです。トランペット2本、テナー・トロンボーン、バス・トロンボーン、アルト・サックス、テナー・サックスの計6本です。

イントロのクレッシェンドが妙に気に入っています。

フルート

Orange Tree の Passion Fluteです。
この音源はオーバーブロー以外にもいろいろなアーティキュレーションがあります。今回はそれらを使ってみました。
フォールダウン、もう少し使い勝手が良かったらなあ…。

ギター

Amplesound Guitar F(ender) です。
カッティングのキレ重視でシングルコイルです。
リズムが変則的なので Funk Guitarist は使えません。
テンションも多めなので、手動でコードフォームが設定できる AGF にしました。


Ranaたん

制作の動機が「Ranaたんのオリジナル曲を作る」なので、全くブレはありません。

歌唱ディレクション

元気よく、歯切れを重視した DYN にしています。
VEL を下げなくても、ほどほどに子音をはっきり発音してくれます。

ミキシング

いつも通りです(ぉぃ)。
低音バッサリです。

バーブ

Komplete10U の RC48 で、Midium Hall & Echo というプリセットを使っています。
祭りっぽくやや騒々しい感じを出してみたつもりです。

マスタリング

毎度おなじみ、Ozone7 の Increase Presence セットです。

動画

フォント

Ranaたんらしい、堅苦しくない文字にしようと考え、ネットで検索したところ、こんなフォントを見つけました。

「はなぞめフォント」http://www.asterism-m.com/font/hanazomefont/

穏やかでイイ感じだと思いますが、いかがでしょうか。





というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。