夏のミラージュ ~"J-POPカヴァー祭り2015" special~

「夏のJ-POPカヴァー祭り2015」参加作品です。

ご要望がございましたので、sm25318983 をやり直しました。
私の作品で、今のところ再生数トップ、しかもあと少しで1,000回というときに、あえて手を入れるとは。
いえ、そもそもやり直すつもりでしたので。

一応、いろいろ改善はされてると思います。
今回、初めてクロスシンセシスを使いました。

そして、ようやく、曲に合った季節にリリース……
って、もう9月じゃないですかwww。
まっ、いっか(´Д`)。

ということで、お楽しみいただければ幸いです。

TVアニメーション「きまぐれオレンジ★ロード」放送開始当初(1987年)のエンディング・テーマです。
……はっ、28年前!?

アニソンのイメージが強いのですが、J-POP と称しても何ら違和感はなさそうです。
と、自分に納得させて、「夏のJ-POPカヴァー祭り2015」に参加いたしました。

楽器、編曲

耳コピ
一応、完コピをめざしました。
今の機材で原曲を改めて聞き直すと、聞こえましたよ、今まで聞こえなかった音が orz。

それでも聞き取れない部分は、Melodyneの体験版を使いました。

面白いですね。
メロディなどを抜いて、かなり聞き取りやすくなりました。
原曲のエフェクターが強くて、変な音を拾ったり、欲しい音まで抜けたりしますね。
まあ、それでも昔よりはずいぶん楽です。

ただ、それだけのために $399- はつらいですね。
有名Pのブログとかを見るとよく、「ボーカルトラックを wav に落として、サウンドエディタでいじるべし。」って書いてありますけど。
今のところはそういうことは考えていません。
私には、もっと基礎的なところでやるべきことがたくさんありますので。
リードギター
Junk Guitar V1です。
ボトルネックのねちっこい感じが難しかったです。
ピッチベンドで作っております。
ミュートギター
Junk Guitar V1です。
原曲ではパン・ディレイらしきものを使っているようですが、私は普通のエフェクトにとどめております。
というか、エフェクター、ないです。
コード弾き
Junk Guitar V1です。
くどくてすみませんwwww。
リズムギター
ギターソロ前の転調部分にのみ、Funk Guitarist を使っております。
ギターのエフェクト全般
Guitar Rig 5 を使っております。
が、音色の再現、無理です。
アコースティック・ピアノ
Komplete 9 U の New York pop me ! です。
Komplete 10 U のピアノはまだ聞いていません(ぉぃ)。
ベース
Scarbee Rickenbacker の Double Date セットです。
原曲通り、ものすごく淡々と弾いています。
ドラム
Battery 4 で Stadium LE Kit を使っています。
ハイハットは、原曲ではパン・ディレイらしきものを使っているようですが、私は普通のエフェクトにとどめております。
というか、エフェクター、ないです。
(コピペ)
タム、クラッシュ、ライドは出てきません。原曲通り、機械的に刻ませています。
聞き漏らした?
パーカッション
Komplete 10 U の Cuba が初仕事です。
Timbales と Bongos を使っています。
原曲ではたぶん、ドラムマシンだと思いますが、私はリアルな音色を使いました。エフェクターで荒くした方が良かったかも知れません。
装飾音的シンセ
イントロとサビでオブリガートとして出てくるフルート、サビのシンセストリングスは、Halion Sonic SE です。
昔のサンプリング音源ぽい音色が欲しかったので、前回から変更していません。

イントロとサビのオルガンっぽい音は、Komplete 9 の Vintage Organ から、Transister Continental です。
やっと音色が聞き取れました。

実は、イントロのリードギターにユニゾンで、シンセストリングスをかぶせています。
これは、アウトロを聞き取っている間に気付きました。
Sound Effect
イントロからAメロに移行するあたりで鳴っている、風をイメージした音は、Kontakt 5 の Urban Beats Drum Kit から Chimes を使いました。
いわゆる Wind Chime です。

Bメロからサビに移行するあたりで鳴っている、波をイメージした音は、Evolve の Bowed Cymbals No SFX です。
シネマチックSE集です。

いずれも、原曲を再現するなら、アナログシンセでノイズにフィルターをかければ作れそうな気がします。
が、ちょっと雰囲気を変えてみたくて使っております。

リードボーカル
MEIKO V3 dark さんをプライマリに、power さんをセカンダリにしたクロスシンセシスです。
ようやくクロスシンセシスの出番が来ました。
私的には、「これぞクロスシンセシス」の使い方だと思っています。
コーラス
MEIKO V3 straight さんたちです。
ビブラート、抜きました。

歌唱ディレクション

リードボーカル
前回から改善しました。
と言っても、私が普段しているぐらいのいじり方です。
dark さんは、VEL をいじってもあまり子音が変化しません。が、ある値を境に急に効いてきます。ただ、連続音で使わないとわかりにくい程度です。
有体に言うと、VEL はいじり甲斐がないですwww。

今回、初めて OPE をいじってみました。
原曲の吐息交じりの声を再現したくて、無声音をかぶせたのですが、全然一体的に聞こえなくて使い物になりませんでした。
dark さんをプライマリ、whisper さんをセカンダリにしたクロスシンセシスも試しましたが、再現できないどころか、違和感バリバリ。
せめて何かしたくて、OPE をいじってみました。
満足、とは言えませんが、何となくちがいは出せたかな、と思っています。
ここはぜひ、無声音をパラメーターで制御できるようになるといいのですが…。

サビのささやきにだけ、ディレイ(のフィードバック)をたっぷりかけています。
コーラス
聞き取りまちがい以外、特に変えていませんwwww。

ミキシング

エフェクター
全体のリバーブは、RC24 で Large Hall Bright を設定しました。
原曲では、リバーブやディレイをたっぷりかけて、蜃気楼(ミラージュ)的な感覚を演出しているのですが、素人の私がやると単なるかけすぎになったので、適当なところで止めております。

原曲では、転調部分の終わりのあたりで、全体にフランジャーがかかっています。
私は、センドを使ってちょっとだけフランジャーの音を入れています。
本当はグループチャンネルを使って、まとめてインサートでかけた方が強力なのですが、実際やってみると、ミックスのバランスがうまくいかなくて挫折しました。

マキシマイズは wav に書き出した後で、Sound Engineを使って処理しております。
手持ちのプラグインVSTでは高音が荒れたので、久々に別処理にしました。
イコライジング
実は、イコライジングに関してはやや苦労しました。
前回の「まとまり感」がなかなか出せなかったので。

正直、Halion Sonic SE はバカにしておりました。
まあ、サウンド・インターフェースのおまけでしたから、期待する方がどうかしていると思います。
それが、実際、私が Komplete 9 に手を出すきっかけでした。

ところが、今回、Komplete 9 に置き換えたら、どうもしっくり来ない。
それぞれが主張しすぎて、まとまりがない。

ということで、特段のイコライジングなしで、アンサンブルとしてまとまり感のあるHalion Sonic SEをちょっと見直しました。
ただ、音色の少なさ、特にドラムの音色の少なさはいかんともしがたいので、Komplete 9 を入手したのはまちがいではないと思っています。

閑話休題
結局、各トラックにイコライジングを施して、ようやくまとまりが出てきた気がします。
とは言っても使ったのは、Cubase のプリセットですが。

動画

あまり変更しておりません(^^;)。イントロのクレジットを少しいじって、あちこちにフェード入れただけです。

イラスト

素敵なイラストはピアプロpizzadevさんからお借りいたしました。
ナチュラルかつさわやかで、素敵なイラストです。
曲にマッチします。というか、曲がイラストの引立てになりそうです。
改造前の作品が目下最大再生数なのは、イラストのおかげが大きいと思っています。
(いわゆるサムネホイホイ)

ようやく季節が追い付いてきました。


ということで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。

雑談など、よろしければご覧下さい。