輝く太陽カゲスター #MEIKO新生祭2022【カバー】

遅ればせながら…

MEIKO V3 8周年おめでとうございます!!

 

「勝手に一人で『ボカロアニソンカバー祭り』」をかぶせました。

テレビ映画「ザ・カゲスター」オープニングテーマ(1976年)

 

合成ソフトにVOCALOID5を使ってみました。

 

dias さんのすばらしいイラストを使わせていただきました。
 pixiv: https://www.pixiv.net/users/1837557
 blog: http://blog.livedoor.jp/dias_tajima/

ウェブサイト「音筏」の効果音素材(ビブラスラップ)を使わせていただきました。
 https://rotmcits.com/

 

ありがとうございます。

 

ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。

 


はじめに

テレビ映画「ザ・カゲスター」オープニングテーマ(1976年) です。

図らずも、「激走! ルーベンカイザー」の1年半前に同じチャンネル・曜日・時間帯で放映されていた番組です。

渡辺岳夫さんの曲を初めてコピーしてみました。

イラスト

pixivでリアルタッチの「カゲスター」のイラストを見つけました。

diasさんの作品です。

すばらしいです。
背景の白さが「強い光は濃い影を生む」感じを出していて、趣深いです。
プロとしてイラストを描かれていることを思うと、 タダで使うとは恐れ多いことですが、 快諾していただきありがとうございます。
他のイラストもストライクゾーンで素敵です。

www.pixiv.net

作詩: 八手 三郎
作曲: 渡辺 岳夫
(原)編曲: 松山 祐士
(原)歌: 水木 一郎

編曲・楽器

毎度のことながら、がんばって完コピをめざしました。

ホーンセクション

基本的には、 トランペットもトロンボーンも Session Horns Pro で統一しました。
間奏の部分で Chris Hein Orchestra を入れています。

ストリングス

Session Strings Pro です。

ドラムス

Abbey Road 80s Drummer Chrome Kit です。

原曲に従い、刻みはハイハットではなくライドカップです。

エレクトリック・ピアノ

PREMIER SOUND FACTORYMK-1 Collection を今回初めて使用しました。
昔使っていたフリーのVSTが32bitなので使えなくなり、その代わりを思い切って買っちゃいました。

ベース

いつもの Scarbee Richenbacker Bass です。
On The Road のセッティングを使っています。

ギターその1

Scarbee Funk Guitarist に Guitar Rig 5 のワウをかけています。

ギターその2&3

AmpleSound Guitar LesPaulです。
中央と左の2ヶ所に配置しています。

どちらもユニゾンチョーキングでネチネチしながら、 追っかけっこをしたりハモったりして弾きます。

ティンパニ

Kontakt Factory Library です。

この曲では割と肝のパートです。
Transient Master でアタックを強調しています。

シロフォン

Kontakt Factory Library です。

大サビの最後の方にちょろっと出てきます。

イントロ等の効果音 その1

Halion Sonic SE3 の Next Stop Brooklin というオルガン音にトレモロをかけています。

この音にたどり着くまで3日かかりましたwww。

元の音の波形を見ると、 倍音ではない奇妙な共鳴音を出していましたが、 早々に諦めました。 なのにここまで手間取るとは…(^^;)。

イントロ等の効果音 その2&3

Retrologue を使ってフルスクラッチで音を作りました。
と言ってもSawtoothにレゾナンスフィルターをかけただけです。
レゾナンスキンキンのいやらしい音と低音を分けています。

ビブラスラップ

冒頭で言ったように、 ウェブサイト「音筏」の効果音素材です。

実はいくつかのサイトを回ったのですが、 「音筏」さんのクオリティが高かったのでこちらを使わせていただきました。

ボーカル

言うまでもなくV3 MEIKOさまです。
アニソンではおなじみのPowerです。

歌唱ディレクション

とうとう VOCALOID5 を導入しました。
NTを待っていたのですが、 なかなか来ないのでしびれが切れてしまいました。
それと、 めてぃさんの作品でスイッチが入ってしまいました。
ボーカルフライ、掠れ声など欲しかった機能がそこにありました。 V3 DB でもできるんですね。

使った感想など。

  • ピッチや波形が確認できるのは非常にありがたいです。 再計算も特に苦にはなりません。
  • ボーカルフライ(アタックエフェクト)、掠れ声(breathyness, Airyパラメーター) がしっかり使えます(今回は使っていませんが)。グロウルは、アタック&リリースエフェクトなら使えます。音素のパラメーターの方は使えません(V3DBなので致し方ありませんね)。
  • ブレスを自動で入れてくれるので楽です。
  • アタックエフェクト、リリースエフェクトは、自分のやりたい効果を覚えれば便利です。 ただ、自分の欲しい効果を見つけるのは時間がかかりそうです。自分のメモ代わりに参考動画をここに貼っておきます。
  • Style は種類が多くて、合うのを探すのが大変です。とりあえず、素の状態からカスタマイズでちょっとずつパラメーターをいじっている状況です。自分のメモ代わりに参考動画をここに貼っておきます。
  • 「常に前面に表示」状態が解除できなくて困っています。歌詞とオケの画面の行き来がしにくいです。

今回の曲では…

  • Style は、Singing Skill が Powerful で skill=8, amount=3、Voice Color が character=-18 にして、 あとはデフォルトです。エフェクターは使っていません。
  • アタックエフェクトは Accent3、Up3、Growl3、リリースエフェクトは Vib Fast をよく使っています。

結果として、今までの歌唱ディレクションとはかなり変わったと思っています。
具体的には、しゃくりを全部アタックエフェクトにしたのと、ビブラートをそこそこ強めにかけたところです。
まあ、今までそれほど技巧を凝らしていたわけではないので、変わることは全然問題だとは思っていません。 うまく使いこなして個性が出るようになればいいな、と思っています。

エフェクト・ミキシング

いつもの Neutron3 で Mix Assistant を使っています。
今回は一発OKでした。 派手なオケに適した設定です。

原曲に準じて、ところどころダブリングを入れています。 ステレオディレイです。

マスタリング

使ったソフトはいつもの Ozone8 ですが、 設定は Streaming にしました。
ラウドネス規制の対策はこちらの方がしやすいような気がします。

動画

はい、いつもの動かない動画です。
静止画をご堪能下さい。

『新生祭』なのにMEIKOさまが映っていないとは。
いいんです。ちゃんとボーカロイドの声が入ってますから。(開き直り)

唯一の動的な部分は、ホワイトアウト
ただ白を被せるのではなく「発光」エフェクトも使っています。




というわけで、ご意見ご感想をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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Vocation -天職- feat.猫村いろはV4

祝・猫村いろはV2デビュー11周年
ということで作品を作っていたら、#ボカコレ2021秋 に間に合っちゃっいました。
たまには前倒しもいいよね。いつも遅刻ばかりだから(爆)。

そして、超ご無沙汰しておりました。
3ヶ月ぶりの投稿、5ヶ月ぶりのオリジナル曲です。
加藤拓弐さん(@isiyumi)のツイート漫画にインスパイアされた、「勝手にキャラソング」第2弾です。
https://twitter.com/i/events/1205502195698782208
https://twitter.com/i/events/1282788561561894912

■キャラクター紹介
大屋敷のお嬢様に仕えるメイド。
戦乱が続く世界で、使用人は全て戦闘要員。勿論、彼女も。迫り来る刺客との闘いの日々が続く。しかも、お嬢様の秘密も守りつつ…。

非常に独りよがりなテーマ&詞&動画ですが、そういうのが苦にならない方は「かっこいろは」をご堪能下さい。

CAST
メイド   猫村いろはV4Soft(ISAO氏作) 
       + 他モデル用幽霊メイド衣装 ver1.00(稜氏作)[当方にて改変]
 (子供時代) 猫村いろはV4Natural(ISAO氏作) 
       + 他モデル用幽霊メイド衣装 ver1.00(稜氏作)[当方にて改変]
お嬢様   MAYU メイド服(piron氏(原型)、伊勢 照美氏(改造))
 (子供時代) MAYU (piron氏)

(他、使用データは動画中及びコンテンツツリーに記載)

ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。

アレンジ

今回はジャズ風、もっとあからさまに言うと、「ルパン三世'80」風を目指しました。
私なりのジャズっぽさとして、大好きな半音重ねのminor 9thとかMajor7がてんこ盛りです。

ドラム

AbbeyRoad Vintage Drummerです。レトロ感が欲しかったので。それと、ブラッシングを使うつもりだったこともあります。結局使いませんでしたが。
スネアはフィルインだけ、ハイハットもフットで最小限、という私なりのジャズテイストの解釈です。

ベース

Jay-Bassです。名前で選びました。(音、と言えないところが私のセンスのなさです(^^;)。)
GuitarRig5のjazz向けセットを通しています。
リズムは4分で淡々としています。フレーズは割と上下させていて、ちょっぴりファンキーです。

ギター

Ample Guitar StratoCasterです。GuitarRig5のjazz向けセットを通しています。
目指す曲調にふさわしいキレの良さが気に入っています。

ピアノ

いつものGrandeurです。

ホーン・セクション

いつものSession Horns Proです。
クレッシェンド(ソフト上はFoPiCreと表記)を多用したら、結構いかつくなりました。

歌唱ディレクション

今回はしゃくりのほとんどをピッチベンドで入れました。初めてです。
音符が細かいので、いつもの音符ずらしでは間に合いません。
でも、なかなか難しいですね。自然に聞こえるベンドのカーブを描くのは。
というわけで、半音未満のかなり控えめなしゃくりです。

基本のVELは、いつもの40より大きくして50です。
音符が細かいので、子音の時間を長くすると前の発音をブチ切ってしまいます。

CREの使い方はもう少し勉強する必要があります。

ミキシング

ボーカル
取りあえずMix Assistantを使いましたが、キツすぎたので掛かり方を弱めています。

全体

Mix Assistantでかなり楽ができました。

マスタリング

今回は結構手間取りました。
まず、Master Assistantが変な値(マキシマイザーでthresholdよりceilingが低いとか)を出ました。まあ、音量の大小差が激しいので、仕方ない面はあります。サンプルの場所をあちこち変えて、何とか納得のいく形になりました。
そして、こちらの方が深刻なのですが、いつも頼りにしていたMS処理ハウツーのウェブページが消えてしまいました。おぼろげな記憶と過去のセッティングで何とかなった、はずです。

余談

大野雄二風を追求するために、いろいろ音源を(YouTubeで)漁りました。おかげで「大激闘のテーマ」とか「大追跡のテーマ」が頭から離れません。



ここまでお読みいただきありがとうございました。

というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。


歌詞、動画については話がこってりしているのですが、 耐性がある方は「続きを読」んでいただけると幸甚です。

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激走! ルーベンカイザー (full size) feat. 猫村いろは V4【カバー】

ようやく時間を取れるようになったので、前作のフルサイズヴァージョンをアップしました。

(以下、再掲)

作詩: 八手 三郎
作曲: 菊池 俊輔
(原)編曲: 菊池 俊輔
(原)歌: ささきいさお、こおろぎ '73

1978年 テレビアニメ「激走! ルーベンカイザー」オープニング・テーマ

 

2021年4月24日、作曲家の菊池俊輔先生が他界されました。
遺して下さった数々の作品の中から、ささきいさおさんが歌唱された曲を選び、演奏(打込み)いたしました。
改めてご冥福をお祈りするとともに、その功績に敬意を表します。

***使わせていただきました。ありがとうございます。***

MMD model & pose

猫村いろは V4 Natural
マシシさん作
MMD F1 (レーシングカー)
sekiさん作 (塗色は当方で改造)
筑波サーキット(ステージ)
GB-01Aさん作
\カカッテコイ/ポーズ他
ねねはなふーてんさん作

ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。

 

楽器、編曲

ようやく機会を作ることができました。

1番と2番の間の間奏のコード、最初はA7/Dだと思うんですが、いかがでしょうか。

 

ギターその2

AmpleGuitar LesPaul III です。

初めて slap を使いました。通常の音と同時に鳴らして使う、ということを、実際に使ってみて納得しました。

 

 

どこかでコンガが鳴っていたような気がしますが、気のせいと言うことにしておきますwww。

ミキシング

ボーカルとギターを少し大きくしました。

動画 静画

TVサイズ版と区別するために、ちょっとだけ変えてみました。間違い探しレベルですが(^^;)。

 

今後の計画

まずは、前々から言っていた「メカニカル・バディ・ユニバース 勝手にキャラソング 屋敷のメイド編」を作ります。ボーカルはいろはさん。V2デビュー祭である10月22日の公開を目指します。

できればそれを早めに仕上げて、MEIKOさんのV1生誕祭(11月5日)向けオリジナル曲を作れたらいいなあ、と思っています。たぶん遅れて11月いっぱいかかると思います。


というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

激走! ルーベンカイザー (TV size) #猫村いろは誕生祭2021【カバー】

5/14 祝・いろは誕生祭

5/16 祝・ささきいさお誕生祭

5/16 祝・俺誕生祭

作詩: 八手 三郎
作曲: 菊池 俊輔
(原)編曲: 菊池 俊輔
(原)歌: ささきいさお、こおろぎ '73

2021年4月24日、作曲家の菊池俊輔先生が他界されました。
遺して下さった数々の作品の中から、ささきいさおさんが歌唱された曲を選び、演奏(打込み)いたしました。
改めてご冥福をお祈りするとともに、その功績に敬意を表します。

***使わせていただきました。ありがとうございます。***

MMD model & pose

猫村いろは V4 Natural
マシシさん作
MMD F1 (レーシングカー)
sekiさん作 (塗色は当方で改造)
筑波サーキット(ステージ)
GB-01Aさん作
\カカッテコイ/ポーズ他
ねねはなふーてんさん作

ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。

アニメ「激走! ルーベンカイザー」のオープニングテーマです。
1977年10月~1978年2月、月曜19:00~19:30にテレビ朝日系で放送されました。
当時のスーパーカー・ブームに乗った形で制作されたようです。

楽器、編曲

懲りずに完コピを目指しました。
ただし、今回は個人的に時間が取れず、1コーラスだけです。正確には、CDの1番とアウトロのツギハギです。機会があれば、フルコーラスにしたいと思います。

ホーンセクション

Session Horns Pro と Chris Heins Orchestra の2種類を使用しました。
楽器としては、トランペット、トロンボーン、アルト・テナーサックスと私的フルメンバーです。 音のキレに関しては Session Honrs Pro がイイと思っているので、メインに使っております。 そして、トランペット、トロンボーンの足りないパートを Chris Heins Orchestra が受け持つ形です。

トランペット

合いの手的なフレーズですが、16分のフレーズが多くて、力の入った感じです。

トロンボーン

ベース的な4分のフレーズがあったり、トランペットと同じく16分のフレーズがあったりと、こちらも力の入った感じです。

サックス

イントロとAメロでしか聞こえませんでした。

白玉のフレーズが多く、他に比べてゆったりしています。

ストリングス

いつもの Session Strings Pro の MTown ライブラリです。

16分と4分で煽ってきます。

ドラム

Native Instruments の AbbeyRoadModern White Kit です。
タムの聞いた感じで選びました。

16分でがっつりリズムを刻んでいます。

ベース

Scarbee Rickenbacker の Ideal Standard セットです。
倍音の多い、いかつい音です。

これでもかというほど荒ぶっています。必殺アニソンベースです。

ギターその1

Scarbee Funk Guitarist です。

16分のカッティングにワウワウの、いかにもファンキーなサウンドです。

ギターその2

AmpleGuitar LesPaul III です。

コードストロークしたり、トランペットとユニゾンしたりと、サポートに回る役割です。

ギターその3

AmpleGuitar StratoCaster III です。

イントロの方でどうしてもコードのストローク聞こえてくるので入れています。

コーラス

なぜここの項目なのか。
それは、Komplete10U Factory Library の Tenor Vowels と Bass Vowels だからです。

メロディのハーモニーではないこと、歌詞がないので代替可能なこと、男声の音域のハマりがいいこと、そして当方には男声合成音声がいないことから、初めて Choir(Vowel) を使ってみました。
a-e-i-o-u だけですが、今回はそれで十分です。

ボーカル

猫村いろは V4 Natural です。
初めは GEN を上げていて、それはそれで良かったのですが、「らしくない」のでいつものデフォルトの GEN にしました。

歌唱ディレクション

原曲に倣って、力強く歌うことを心掛けました。 スタッカート気味で、しゃくりもがっつり入れています。

ミキシング

Neutron 3 の Mix Assistant を使いました。
あまり修正はしなかったです。

ボーカル

Neutron3 を使って、適度に荒らしました。

バーブ

Komplete10U の RC24 で、Live Stage のプリセットを使っています。

マスタリング

Ozone 8 の Master Assistant を使いました。
そこにエキサイター(サチュレーター)とステレオイメージャーを追加しています。
今更ながらラウドネスノーマライゼーションを意識した結果、マキシマイザーはかなり控えめにしました。
エキサイター、今回は Tape にしています。

動画 静画

とりあえず雰囲気だけ出してみました。

MMD

モデル

猫村いろは V4 Natural マシシさん作
いつもお世話になっています。
MMD F1 (レーシングカー) sekiさん作
F1 のモデルがやっと見つかりました。塗色は「ルーベンカイザー」に合わせて当方で改造いたしました。
筑波サーキット(ステージ) GB-01Aさん作
アクセサリー (拡張子が x) です。そんな使い方があったとは。
\カカッテコイ/ポーズ他 ねねはなふーてんさん作
先入観なしにかっこイイポーズを探していたところ、見つけました。



というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。

続きを読む

My Wish / feat. MEIKO V3 #5月5日はMEIKOの日

1年半ぶりのオリジナル曲です。

加藤拓弐さん(@isiyumi)のツイート漫画にインスパイアされました、「勝手にキャラソング」です。

https://twitter.com/i/events/1205502195698782208
https://twitter.com/i/events/1282788561561894912

 

***使わせていただきました。ありがとうございます。***

MMD model

MEIKO V3
マシシさん作
グランドピアノ
ツンデレ詐欺Pさん作
マイクスタンド
ましましさん作

MMD tool

演奏モーション作成 "p-motion"
トトトマトさん
リップシンク "どんぴしゃリップ" rip-motion v4 ver 0.71
トトトマトさん
腕IK組込み "IK Mmaker X"
kaz@pgdcさん

Illustration

「廃墟の街」
sworcさん from イラストAC

ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。

 

歌詞

冒頭にあるとおり、加藤拓弐さん(@isiyumi)がツイッターで投稿している漫画、"Mechanical Buddy Universe"(第1弾)(第2弾)にインスパイアされました。
そして、その登場人物の主役、通称「おふくロイド」のキャラソングを勝手に作ってしまいました。

私の独自解釈がかなり入っていますが、そこがどう評価されるのか心配です。

アレンジ

つうく史上初のバラードです。
おふくロイドの曲は、私の中でどうしてもバラードなのです。

その割には 9th や 13th のテンション多めであまり素直ではありません。

楽器、編曲

ピアノ

Komplete10U の The Grandeur です。
いつものやつです。

ピアノ弾き語り風バラード、にしたかったのですが、オブリガードが浮かばず、淡々とコードを刻むだけになってしまいました。

ストリングス

アニソンコピーではほぼ必ず使う Session Strings Pro の MTown ライブラリです。

主観的にはちょっと煽り気味なフレーズです。

ドラム

Native Instruments の AbbeyRoad80s Chrome Kit です。
スネアの聞いた感じで選びました。

割と淡々とリズムを刻んでいます。

ベース

Scarbee Rickenbacker の Dub Bass セットです。
倍音があまりない、おとなしい音です。

フレーズもおとなしい感じです。

リズムギター

AmpleGuitar StratoCaster III です。

軽く刻む感じです。

ギターソロ

AmpleGuitar LesPaul III です。

これも主観的にかなり煽り気味なフレーズです。
でも、ギタリストにお願いした方が良かったかな…。

リードボーカル

MEIKO V3さまです。Straight をプライマリーに、Dark をセカンダリーにしています。

歌唱ディレクション

バラードですが、強めのメッセージなので割とハキハキと歌っていただきました。
ピアノ(とベース)だけになるパートは、Dark を50~70% ぐらい混ぜています。
声がまろやかになって、かつ、Straight 100% との差もついてイイ感じです。

今回、しゃくりはポルタメント・タイムを使いました。いつもの音素分割ではスローテンポだと雑すぎるので。

ミキシング

Neutron 3 の Mix Assistant を使いました。
が、かなり変更しました。

ボーカル

久々にコンプレッサー(VC 2A)とイコライザーとディレイだけです。
Neutron3 は使いこなせなかったのでやめました。
オケが薄いと悪目立ちしてしまいます。

バーブ

Komplete10U の RC48 で、Midium Hallのプリセットを使っています。

マスタリング

Ozone 8 の Master Assistant を使いました。
そこにエキサイター(サチュレーター)とステレオイメージャーを追加しています。
エキサイター、今回は Warm にしています。

動画

背景

漫画の世界設定が「戦争終結直後の混乱期」という雰囲気だったので、それらしい画像にしました。
イラストACで探すと、 ちょうどイイ感じのイラストが見つかりました。
sworcさんの「廃墟の街」です。
イラストとは思えない写実的な素晴らしい作品です。

MMD

ピアノ弾き語り的なビジュアルにしました。
着手当初は静止画にするつもりでしたが、演奏モーション自動作成ツールという面白そうなものを見つけたので、 それを使ってみました。

モデル

MEIKO V3
マシシさん作。毎度お世話になっております。
グランドピアノ
ツンデレ詐欺Pさん作。モーション作成ツール向けにカスタマイズされています。
マイクスタンド
ましましさん作。アクセサリーかと思いきや、モデルでしっかり作り込まれています。

ツール

演奏モーション作成 "p-motion"
トトトマトさん作。すごい、の一言。
リップシンク "どんぴしゃリップ" rip-motion v4 ver 0.71
トトトマトさん作。名前に違わず、某ツールとちがって後からの修正が不要で助かります。
腕IK組込み "IK Mmaker X"
kaz@pgdcさん作。演奏モーションに必須ということで。

モーション

"p-motion"、実はRanaたん(公式モデル)専用なんですね。MEIKOさんに適用すると、体格の差でキーボードと腕の位置がズレます。でも修正はさすがに手間がかかりすぎるので放置しました(^^;)。手元があまり映っていないのは、そういう理由です。
あと、キーボードを直視しながら演奏するようになっています。それだとあまりに素人くさいので修正しました。ツールで頭、目のモーション作成が選べることになっているのですが、オフにしてもモーションが入ってしまいます。そこを自分の手で修正しました。ただ、自動補完に頼ってかなり雑に端折った結果、いかにもメカニカルな動きになっています。
まあ、いろいろ言っておりますが、自分では静止画のポーズすらままならないので、作者様には感謝あるのみでございます。

その他

フォントは、タイトルが Viner Hand ITC、全体が UD デジタル 教科書体 NK-R です。
いずれもパソコンに入っていたものです。



というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

続きを読む

流星人間ゾーン 余録

(前記事からの続きです。)

作曲・編曲の三沢郷さんは1970年代の作品がよく知られています。アニソン、ドラマソングでは、「デビルマンのうた」、「ミクロイドS」(サビのコードがかっこイイ)、「サインはV」などが有名です。
1976年に渡米して以降は、ずっとアメリカ(ハワイ)で活動していたそうです。

作詞の石狩あきらさんという人は、「流星人間ゾーン」関係以外では全く名前が出てきません。
勝手な想像ですが、ドラマ制作チームのペンネームかも知れません。(東映の「八手三郎」みたいに)

コードワーク

イントロのタメているところ Idim の直後、Vと♭II、ドミナントと裏ドミナントを同時に鳴らしたようなコードが素敵です。
個人的には♭II7#11 と解釈しているんですがいかがでしょうか。つなげると、Im → Idim → ♭II7#11 → Imという感じです。

それと、2番と3番の間の間奏、フレーズとコードが優雅で素晴らしいです。
前半はたぶんビオラの左右ユニゾン、後半は左のバイオリンと右のビオラの掛け合い。そしてベースのじわじわ下降からイントロへつないでいく。

…すっばらしいです(語彙)。

楽器、編曲

とにかくオーケストラのゴージャスさがイイです。

それを再現するのはそれなりに大変でした。

番組

全然見たことありません。曲はコンピアルバムで初めて聞きました。

たぶん、裏番組の「ゼロテスター」(フジテレビ)を見ていたものと思われます。
(Wikipediaを参考に推測)

そこはかとなく「ウルトラマンエース」に似ているなあ、と思ったら、外注先が一緒らしいです。それだけでなくSEも流用があるとか。円谷プロの社長が元々東宝の人なので、つながりはあったんでしょうね。

今回はゾーンエンジェルイラストにしていただきましたが、それらのキャラクターデザインは、「レインボーマン」、「ダイヤモンド・アイ」を手がけた岡迫 亘弘氏だそうです。

東宝ということで、ゴジラを準レギュラーにしてひとつのウリにしていたようです。
個人的には特に興味は惹かれませんが。

ごぶさたしておりました

「好敵手」から8ヶ月近く経ってしまいました。
予告どおり、資格試験に注力していたのですが、新型コロナ対策の関係で、試験の7月実施の予定が9月に変更になりました。
勉強する時間が増えてラッキー、とは思えず、むしろ、処刑執行が先になって不安が増幅した感じです。延期だけ先に発表されて、変更後の日程がなかなか発表されなかったことも拍車をかけました。

そして、4月からコロナ感染対策として在宅勤務。
仕事自体に問題はないものの、自律の難しさを感じていました。
通勤時間が不要になったら、生活リズムが緩んでしまいました。

そんなこんなで、試験直前の9月に入って睡眠障害に陥ってしまいました。

試験は何とか乗り切った、と結果が出るまでは言い切れませんが、とりあえず書き切ることはできました。が、集中力の欠如が甚だしく、制作どころか仕事にも影響が及んでいます。

思えば1年以上前から、「曲作りのやる気が出ない」と言っておりましたが、それは実は、これまでに蓄積された睡眠不足のせいだったのかも知れません。
通勤時間が長く、朝5時台に起きて会社に行き、帰ってからもダラダラと1時ごろまで起きていました。その睡眠不足の「負債」がまさに今、「破綻」に至ったのではないかと思っています。

というわけで、9月に試験が終わってからも制作にはなかなか入れず、結局この「ボカロアニソンカバー祭り2021」に至ってようやく手を付けた次第でございます。

睡眠薬で眠れるのは良いのですが、昼間も眠気が続いて、正直頭が回っておりません。まだ復調には程遠い状態ですが、今までの生活を取り戻すために、今まで通りの行動をした方がよいのではないかとも思います。
やっぱり制作は面白いのですが、またやりすぎて睡眠時間を削りそうな気配があります。そこはあまりがんばりすぎず、ほどほどにやっていこうと思います。

次回の展望

オリジナル曲ができるといいなあ。



ということですが、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。


流星人間ゾーン #アニソンカバー祭り2021

TVドラマ「流星人間ゾーン」オープニング・テーマ(1973)

またまたアニソンではなく特撮ソングです。
   作詞:石狩 あきら
   作曲:三沢 郷
(原)編曲:三沢 郷
  (原)歌:子門 真人、少年少女合唱団みずうみ
(JASRAC code: 094-2701-5)

胡麻菌さんにイラストを描いていただきました。ありがとうございます。

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こんにちは、胡麻菌と申します!
今回はいつものささきいさおさん原曲じゃないそうですよ!?
超レアな新作カバー、お楽しみください!

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ともあれ、お楽しみいただければ幸いです。


作詞:石狩 あきら
作曲:三沢 郷
(原)編曲:三沢 郷
(原)歌:子門 真人、少年少女合唱団みずうみ
(JASRAC code: 094-2701-5)

今までさんざんアニソン、特ソンを取り上げてきて、子門真人さんの曲は今回が初めてです。
まあ、ささきいさおさんに偏っているのは否定しませんが(^^;)。

イラスト

今回も胡麻菌さんにお願いしました。つける条件が多いにもかかわらず引き受けて下さり、ありがとうございました。

つうくファンの皆様、半年ぶりです!
初めての皆様は初めまして!胡麻菌です 今回はエンジェルを描かせていただきました!

全体
安定の厚塗りですw 気合いを感じるエンジェルを目指してみました キリッとした顔に惚れるような口をラフとして出したのですが、口だけ変更に… 結果としては凄くかっこ良くなりました ゾーンエンジェルらしさを活かしながらMEIKOっぽさは出せたでしょうか…?

背景
青単色がいい、とのことで、合成用と密かに呼ばせてもらっていますw 素材にどうぞ………つうくさんが良いと言ったらですけど…www

ベール
ない方がいいとリクエストが入っていましたが、バストアップの制限の中でゾーンエンジェルらしさを少しでも増やしたかったので、ベールを剥がそうとするポーズにしてみました
まあ、クロマキーは頭の片隅にありました。何かいい背景があればハメ込もう、と。
結局そのままですが。

それにしても、曲のイメージそのままに、勢いのあるフレーミングはさすがです。
ありがとうございます。

制作環境

実は今回、6年ぶりにパソコンを買い替えました。
core-i7 でメモリを 64GB、SSD を 1TB 積みました。
これで VSTi やエフェクターをちょっと多めにロードしても怖くありません。ロードに時間のかかる Kontakt 関係もあっという間です。

だがしかし!!
これを機に Cubase を 11 にバージョンアップしたら、これ自体のロードに結構時間がかかります。SSD なのに。
そして、32bit VST は使えなくなりました(T_T)。
mda ePianoHexagon'85は気に入っていたのに…。
まあ、永遠というものはないので代わりにMK-1 CollectionVSDS-Xを、次に必要になった時に買うつもりです。
ちなみに、Cubaseのバージョンアップによる恩恵は、今回の作品では特に受けていません。
(というか、新機能の使いどころがわからないまま…(^^;)。)

楽器、編曲

1970年代ならではの厚いオーケストレーションと、それを活かしたフレーズが印象的です。
編曲者の得意技でもあるようです。

耳コピ

ということは、それを聞き取っていかなければなりません。結構面倒です(^^;)。

ブラス

今回もCHRIS HEIN ORCHESTRAL BRASS COMPLETEのみ使用しました。

ホルン

今回の肝です。
イントロの「吼えるホルン」にチャレンジしてみました。
glide mode (グリッサンド) がうまく機能しました。

トランペット & トロンボーン

キメや合いの手的に切り込んでくる、典型的なブラスの使い方です。
どうしても浮いてくるので、トランペットは500Hz以下、トロンボーンは200Hz以下をバッサリ削ったら、割となじみました。さらに2000Hz以上を思いきり持ち上げて、派手さを出しました。

ストリングス

左パート

いつもの Session Strings Pro の MTown ライブラリです。

煽るような細かめのオブリガートが多いフレーズです。

右パート

こちらも Session Strings Pro の MTown ライブラリですが、2つの音色があるので、左右で使い分けています。

割とバックに徹した、大らかなフレーズです。

ピッコロ

Vienna Instruments のピッコロです。
半音トリルがイイ感じです。

曲に緊張感を与える高音が印象的です。
ただ、こういう高音はミキシングが難しいです。耳障りになりやすいんですよね。かと言って下げると聞こえなくなるし。

ドラム

Native Instruments の AbbeyRoad80s Chrome Kit です。
聞いた感じで選びました。

ハイハットを使わない、クラシカルな雰囲気が印象的です。
細かくリズムを刻む役割はスネアが担っています。
そのせいか、マーチ感がすごくあります。

ベース

Scarbee Rickenbacker の Dub Bass セットです。
倍音があまりない、おとなしい音です。

ギター

AmpleGuitar StratoCaster III です。
原曲に忠実にするならば、もっとアコースティック寄り(エレアコ?)の音が欲しかったのですが、純粋なアコースティック(AGM III)だと音が太すぎるので、とりあえずこちらにしました。

ハイハットがない分、ギターのリズムを刻む役割が大きくなっています。
個人的には何となく西部劇を思い起こします。

ティンパニ

Kontakt5 の Factory Library から Timpani を使っています。
イントロとアウトロしか出てきませんが、イントロのロールとアウトロの締めには欠かせません。

タンバリン

フリーの音源、Tamb-Master を使っています。
今回も振るだけの音が欲しくて使いました。

ハイハットがない分、リズムを刻む役割が強まっています。

リードボーカル

MEIKOさまです。V3 power 単体です

歌唱ディレクション

アニソンなのでがっつりしゃくりを入れています。
子門真人さんに倣ってみた、サビのハイトーンがイイ感じにできました。

かけ声は女声の発声範囲に合わせました。
単体で聞くとまあまあイケてるのですが、曲に入れるとイマイチですね。

コーラス

Rana たんです。
子供コーラスは任せています。

歌唱ディレクション

子供らしく、こぶしもしゃくりも入れません。

ミキシング

Neutron 3 の Mix Assistant を使いました。
今回のようにパートがたくさんある場合は、AI である程度仕上げてもらえると助かります。
いつの間にかバージョンアップして、曲をフルでスキャンするようになりましたね。

ボーカル

Neutron3 の Track Enhance を使いました。
今回はパソコンがパワーアップしたので、コーラスにも Neutron3 を挿しました。

バーブ

Komplete10U の RC48 で、Midium Hall & Echoes のプリセットを使っています。

マスタリング

Ozone 8 の Master Assistant を使いました。

そこにエキサイター(サチュレーター)とステレオイメージャーを追加しています。
エキサイター、今回は Tape にしています。




というわけで、アドバイス、ご指摘などいただけるとありがたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。


よろしければ、余録もご覧くださいませ。